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LINEスタンプの作り方(PC編) – Photoshopで画像の切り抜き方法

LINEスタンプも今では誰でも自分でオリジナル作品を作って発表することができるようになりました。手軽にLINEスタンプを作りたい時に重宝するのが、ペットや子供のお気に入りの写真を撮影した写真を使う方法です。

しかし写真をそのまま使うのでは背景に建物や車など余計なものが映り込んでいたり、友人や家族などプライベートなものが一緒に写っていありする場合がほとんどです。ですからどうしても、 Line スタンプにしたい部分だけを切り抜く必要が出てきます。その時に役に立つのが画像処理ソフトの切り抜き機能です。

今回の記事では、 Adobe の Photoshop を使用して、 を使用して Line スタンプ用の画像の切り抜きテクニックについてご紹介します。テクニックとはいっても、いくつかの限られた機能を使って初めての方でも割と簡単にできる方法ですのでご安心下さい。

 

【目次】

1.LINEスタンプの画像の仕様を確認しよう
2.画像の種類と切り抜き
3.それぞれの切り抜き方法
3-1.境目のはっきりした画像の切り抜き方
3-2.境目のはっきりしない画像の切り抜き方-その1
3-2.境目のはっきりしない画像の切り抜き方-その2
3-3.背景があるなど入り組んだ画像の切り抜き方
4.まとめ

 

1.LINEスタンプの画像の仕様を確認しよう

まず、用意するものは素材となる画像ですが、最初にLINEスタンプで使用される画像の仕様を確認しておきましょう。
LINEスタンプを作成するには、以下3種類の画像を作る必要があります。

必要な個数 サイズ
メイン画像 1個 W 240 pixel× H 240pixel
スタンプ画像(個数は選択式) 8個/16個/24個/32個/40個 W 370 pixel× H 320 (最大)pixel
トークルームタブ画像 1個 W 96 pixel× H 74pixel

 

使うのはスタンプ画像、メイン画像、トークルームタブ画像の3種類です。この内、メイン画像とトークルームタブ画像は共通のもので構いませんし、スタンプ画像の中からお気に入りのものを選んで持ってきていることがほとんどです。ですからスタンプ画像を用意して、 他の2種類の画像に関しては、お気に入りのラインスタンプ画像をリサイズして使えば大丈夫です。

スタンプ画像の大きさは最大でW 370 pixel× H 320 pixelの大きさです。これ以上大きな画像を作っても、LINEスタンプの申請の際にアップロードができないようになっています。

ただ画像切り抜きは、細かい作業になることもあるため、決められたサイズよりも大きな画像を使用して切り抜きを行い、最後にサイズ調整を行うという手順になります。

最近のデジカメは高性能で解像度も高く1600万画素位の解像度は普通です。これは写真が1600万個のマス目でできているということですが、W370 × H 320 =118,400画素で十分ですから、デジカメや携帯で普通に撮影した画像で line スタンプは十分作ることが可能です。

 

2.画像の種類と切り抜き

Photoshop を使った画像切り抜きは、いくつかの方法があるのですが、切り抜く画像によって効率の良い方法が違ってきます。 大まかに言うと「境目のはっきりしているもの」と「境目のはっきりしていないもの」に分けることができます。

境目のはっきりしている画像とは、例えばシンプルなイラストや、コントラストや形のはっきりしたものになります。 ここでは例として猫のシンプルイラストと夜の月の画像をサンプルとしてあげてみます。こうしたシンプルな画像は Photoshop のツールでクリックするだけで切り抜きの工程が完了してしまうことがほとんどです。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

次に境目のはっきりしていない画像についてみてみましょう。境目のはっきりしない画像とはふさふさした毛並みを持った猫のような被写体の画像です。

 

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

他にも明るい背景の中にいる白っぽい猫の画像など、同じ系統の色やコントラストの少ない画像なども境目のはっきりしない画像と言えます。

 

3.さまざまな画像の切り抜き方法

3-1.境目のはっきりした画像の切り抜き方

境目がはっきりしている画像を切り抜く時は、 Photoshop のツールにある自動選択ツールを使用します。 Photoshop のこの部分に出てくるアイテムのことをツールボックスと言います。使用するのはこの部分、魔法の杖のような形をしたツールを使います。レイヤーパネルの画像をクリック「背景」からレイヤーに変更します。

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

このツールを選んだ状態で、例えば猫のイラストの場合は猫の外側の何もない空間をクリックします。そうすると猫の外側の部分が選択された状態になります。点線のようなもので囲まれているのが選択された場所です。この状態でキーボードのDeleteキーを押します。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

猫の周りの画像が消去されて、猫だけがきれいに切り抜かれた状態になりました。保存時に「別名で保存」を選択。画像形式をLINEスタンプ指定のPNGで保存します。(PNGは透明部分を保持したまま保存ができるので切りぬき画像に最適です。)

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

同じように月の画像も周りの黒いところを自動選択ツールでクリックしてみましょう。レイヤーパネルの画像をクリック「背景」からレイヤーに変更します。黒い部分が選択された状態になりましたのでこの状態でキーボードのDeleteキーを押します.。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

月の周りの画像が消去されて、月だけが切り抜かれた状態になりました。

 

3-2.境目のはっきりしない画像の切り抜き方その1

境目のはっきりしない画像の場合はどのようにすれば良いでしょうか。 こうした画像の場合はペンツールと言う道具を使います。レイヤーパネルの画像をクリック「背景」からレイヤーに変更します。そして、 このツールを使い、猫の周りを囲うようにクリックしていきます。一筆書きのように最後は出発点まで戻ります。

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

スタンプに背景を入れたい場合には猫の外側を、なるべく背景を入れたくない場合には猫の毛並みの少し内側をクリックしていくといいでしょう。 ペンツールで囲ったら一旦保存して次の作業に入ります。このペンツールで囲った範囲を先ほどでてきた「選択範囲」に変換するのです。

 

レイヤーウィンドウと呼ばれるこのウィンドウの 「パス」と書かれたタブをクリック。ウィンドウの下にある「パスを選択範囲に変換する」アイコンをクリックします。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

これでパスツールで描いたパスが選択範囲に変換されました。後は不要な部分をDeleteキーで消去するだけです。しかしこのままではパスの内側(-ネコ)が選択された状態になっているのです。猫の外側を洗濯するためにこの選択範囲を反転してあげる必要があります。

もし、反転しないままDeleteキーを押してしまうとこうなります。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

画面の上にある選択範囲というメニューから「選択範囲の反転」を選びます。これで選択範囲が反転され猫以外のところが選ばれました。後は先ほどと同じようにDeleteキーを押して不要な部分を消去することで猫だけが切り取られます。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

 

 

3-2.境目のはっきりしない画像の切り抜き方その2

次に境目のはっきりしない画像のもうひとつの切り抜き方です。今回のこの猫の画像のように周りに不要なものがあまりない場合は、先ほど使用した自動選択ツールが使えそうです。レイヤーパネルの画像をクリック「背景」からレイヤーに変更します。そして、猫の周りをクリックしてみます。

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

大まかに猫の周りが選択されましたが、少しだけ猫も選択されてしまっていますね。これを塗り絵感覚で修正していきましょう。

まず、選択範囲を目に見えるようにします。 ツールバーの一番下にあるこのボタンはクイックマスクモードといい、選択範囲を赤色で表示することができます。

クリックしてみると今の選択範囲がこのようになっていることがわかります。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

このクイックマスクモードの状態で、ツールバーの中にあるブラシツールを選びます。筆のような形をしたツールです。

次に、この状態で描画色を黒にします。(もし黒になっていない場合には色の部分をダブルクリックすると色を選ぶことができます。)黒を選んだ状態で猫の選択されていない部分(=赤くなっていない部分)を塗っていきます。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

もし、塗り間違えてしまったら、描画色を黒から白にして塗れば大丈夫です。塗り絵感覚でできますよね。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

 

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

全部塗れたら、クイックマスクモードを解除。選択範囲を反転してDeleteキーで不要な部分を消去します。これで毛並みのある猫が切り抜かれました。

 

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

またクイックマスクモードで使うブラシを周りがボケたものを使うことで、エッチが柔らかい選択範囲を作ることができるので、ふわふわな毛並みを表現したい時にはおすすめです。

 

 

3-3.背景があるなど入り組んだ画像の切り抜き方

さて、実際日常で写真を撮る場合には、子供の周りにお友達が一緒に写ったり、動物の後ろにごちゃごちゃした背景が写り込んでしまっている写真がほとんどです。こういった場合にはどうすればいいでしょうか。切り抜きたい対象が細ければペンツール、細くなければツールからなげなわツールというものを使います。今回はなげなわツールを使ってみましょう。

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

このツールはぐるりとマウスで囲んだところが選択範囲になるというものです。レイヤーパネルの画像をクリック「背景」からレイヤーに変更します。 多少はみ出してもいいですから選択したいものをぐるっと囲んで選択してしまいます。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

次は先ほどの応用で、クイックマスクモードにして目に見えるようになった選択範囲をブラシツールを使って希望の大きさに修正していくのです。 希望の選択範囲になったらクイックマスクモードを解除。選択範囲を反転してDeleteキーで不要な部分を消去します。これで真ん中の子供だけが切り抜かれました。

 

LINEスタンプの作り方(PC編)Photoshopで画像の切り抜き方法

 

4.まとめ

画像を扱うソフトも無料のものから有料のものまで様々なものが出回っていますが。 扱う画像の種類から、操作方法まで、多くのソフトと共通しているソフトが Adobe 社の 画像ソフト「Photoshop 」です。

画像処理ソフトの代表ともいえる Photoshop は、操作性も良く、このソフトの操作を覚えてしまえば、類似ソフトの操作にも応用できることが多いソフトです。

LINE用に画像を切り抜いた後は、文字を入れる、画像の位置調整、画像全体のりサイズなどを行い、スタンプとして完成になります。今回ご紹介したPhotoshop は画像を扱うソフトの中でも業界標準のソフトです。ご紹介した切り抜きに関係する機能は、他の画像ソフトやペイントソフトなどでも同じような機能を持っている物が数多くあります。お手持ちの画像ソフトでも使えるテクニックも多いのではないかと思います。

LINEスタンプは、8個~40個という多くの画像をアップロードする必要があるので、サクサク切り抜かなければいけません。作業を進める際には、あまり細かい所にこだわらず、はさみでジョキジョキ切る感覚で気軽に切りぬき作業をして、楽しい作品に仕上げることをめざしましょう。